小さい頃、よくトムとジェリーを見ていた。今思えば、トムとジェリーの良さは会話がなく、身振り手振りと表情で、お話が構成されていることだと思う。トムもジェリーも会話を交わしているわけではないけれど、やり取りの中にお互いの優しさを感じることができる。わたしは小さいながら、意識せずともそのやり取りを見て、優しさを学んでいたと思う

小学生の時、なぜか好かれていない先生がいた。当時のわたしは浅はかであったので、周りと同じように嫌っていた。なんてことない日に湧いてきた架空の出来事を想像して、悲しくなった。 どんな想像かというと、その先生がレストランにいっているお話。楽しみにエプロンつけて待っていたら、お前に出すご飯はない、そう言われている凹んでいる場面を想像した。わたしはすごく悲しい気持ちになった。 先生だって努力して頑張っているわけだし、自分がそんなことを言われたら、すごく嫌な気持ちというか、悲しい気持ちになる。そんな想像を卒業後にして、嫌っていたことを反省した。同時に、そんなひどいことを軽々しく言える人間にはなりたくないという気持ちが強くなり、人に対してやさしくしよう、そう心がけるきっかけとなった。この想像に、会話はなかった。けれど、会話以上に、表情がわたしに訴えかけてきた。

言っていることが支離滅裂になってしまった。でも、そんな自分のした想像が、私のやさしさのポリシーのひとつになっている